縄文土器(じょうもんどき)
口径30p 高さ43p 縄文時代中期 (5000年-4500年前)
ヒモのように細長く形づくった粘土(ねんど)を積(つ)み上げ、たき火の中へ入れて焼(や)いたやきものです。縄文土器(じょうもんどき)にはいろいろな形がありますが、これは深鉢(ふかばち)というもので、鍋(なべ)として使われました。多治見市内では縄文土器の出土は少ないのですが、写真の土器は全体の形がほとんど完全に残っており、とても貴重です。多治見市上山町(かみやまちょう)の上山遺跡(いせき)のもので、縄目(なわめ)でなく線をひいた文様が付けられた、信州方面の土器とよく似た文様です。発見されたとき、土の中にわざと埋(う)められていたようだったといいます。

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